「JSON占い」って、知ってますか?
占い師の間でじわじわ広まっている、生成AIの使い方がある。自分のホロスコープや四柱推命の命式を、JSONというデータ形式に変換してAIに渡す。すると、AIがそのデータをもとに本格的な鑑定をしてくれる、というやり方だ。
仕掛けたのは、あらいちゅーさん(@araichuu)という占い師。西洋占星術・インド占星術・四柱推命の3占術を一気にJSON出力できる無料ツールを公開していて、累計100万人近くが使っている。「AIに占いのデータを渡す」という発想を広めた、この分野のパイオニア的存在だ。
私も使ってみた。
使ってみたら、たしかにすごかった
生年月日と出生地を入力するだけで、ホロスコープが出力される。それをそのままClaudeに貼り付けて「鑑定してください」と送ると、天体の配置や命式を読み解いた、かなり本格的な文章が返ってくる。
「これ、占い師いらなくなるんじゃ……」と一瞬思うくらいには、精度が高かった。
でも、しばらく使っていて、あることに気づいた。
「データは渡せた。でも何かが足りない」
AIが返してくれる鑑定文は、正確だった。天体の位置もハウスの解釈も、間違っていない。
でも私が開運つきよみでやっている占いは、未来を当てることじゃない。「今、あなたはどこに立っているか」を一緒に確認して、進む方向を整えること。星読みと易経とタロットを組み合わせながら、現在地を調律することが、私の占いの核にある。
その哲学が、どこにも入っていなかった。
JSONで渡せるのは「データ」だ。天体の位置、命式の構造、数値化できる情報。でも「この占い師がどういう世界観でそのデータを読むか」は、データに含まれていない。
AIは渡されたものしか使えない。だから、精確だけど、私の占いじゃない文章が出てきた。
足りなかったのは「世界観」だった
試しに、データとは別に、こんなことをAIに伝えてみた。
- 私は占いを「未来予測」ではなく「現在地の調律」として使っている
- 答えを渡すより、クライアントが自分で気づく問いを立てることを大切にしている
- 星読み・易経・タロットを組み合わせて、今この瞬間の状態を読む
- 言葉は短く、余白を残す
これを最初に渡してから、同じデータで鑑定させた。
返ってきた文章が、別物だった。
断定が消えて、問いかけになっていた。答えではなく、気づきの余白が生まれていた。「今ここ」に向き合う言葉になっていた。
データの精度は同じ。でも、言葉の質がまるで違った。
JSON占いの先にあるもの
あらいちゅーさんが切り開いた「データをAIに渡す」という発想は、本当にすごいと思う。占いの精度をAIで底上げする、その仕組みは確かに機能している。
でも、占い師の仕事の本質は、データの処理じゃない。その人の前に座って、今この瞬間に何が起きているかを読んで、前に進むための言葉を選ぶこと。
その「言葉を選ぶ基準」=世界観を、AIに渡せるかどうか。
それが次の問いだと、私は思っている。
データの調律はできた。次は、言葉の調律だ。
noteで続きを書いています
「自分の世界観をAIに渡すプロンプトの作り方」を、開運つきよみの実践をもとにnoteにまとめています。
JSON占いで「データは渡せた、でも私の言葉じゃない」と感じた方に、特に読んでほしい内容です。
まずはフォローしてもらえると、更新のたびにお知らせが届きます。
→ [noteはこちら]



コメント